2023年1月期のドラマで刑事ドラマとして注目されている『警視庁アウトサイダー』。
そんな『警視庁アウトサイダー』は小説が原作で、ドラマ化が決まり漫画にもなりました。
角川文庫から発売されている加藤 実秋さんの小説シリーズです。
加藤 実秋さん原作の小説はいくつもドラマ化されています。
この記事では、原作の登場人物や結末のネタバレ、ドラマの最終回は原作と違うのか。
また犯人とその黒幕は誰なのか。
警視庁アウトサイダーについてのネタバレをまとめてみました。
ドラマ「警視庁アウトサイダー」のキャストが知りたい方はこちらの記事も参考にしてくださいね!
【警視庁アウトサイダー】原作の登場人物のネタバレ

「警視庁アウトサイダー」の登場人物を見てみましょう。
メインの登場人物は3人です。
また、その周りを取り巻き物語に関わる人物たちもご紹介しますね。
それぞれがメインの3人に重要な関わりがある人物ばかりです。
メインの3人
架川 英児(かがわ えいじ)
- 52歳。
- 元マル暴である理由で左遷され、所轄の刑事課に配属。
- 元マル暴だったのもあり、見た目はサングラスにダブルのスーツでコワモテ。
- 本庁へ返り咲きたい為、上層部へアピールする。
- 元マル暴だからこその視点を持っていて、事件の解決に尽力。
- 人情深く、熱いが血は見るのが苦手な一面も。
「マル暴」とは・・・暴力団の組織犯罪の専門刑事で、警視庁組織犯罪対策部の内部組織の1つ。
蓮見 光輔(はすみ こうすけ)
- 27歳の巡査長、本名は「梶間 直人」。
- 爽やかな桜町中央署刑事課のエース。
- 周囲からは非の打ち所がないと高評価な刑事。
- 人当たりも良く、冷静で操作力も申し分ない。
- 架川と水木の3人の中の司令塔的存在。
- 本当は梶間 直人(かじま なおと)という人物。
刑事になった理由には、父親に関係する秘密が隠されている。
水木 直央(みずき なお
- 「The second act」シリーズから登場。
- 桜町中央署刑事課に応援配属された新人刑事。
- 安定した就職先として事務職希望だったが、刑事課へ。
- 両親は離婚していて、母と2人暮らし。
- 性格は裏表がなく、感情は出やすい。
- ある事件をきっかけに仕事への意識が変化。
実父は警視庁副総監だが、周囲には秘密にしている。
3人を取り巻く人物たち
矢上慶太(やがみ けいた)
- 蓮見 光輔たちの所属する、刑事課の課長。
- 5年後の退職まで平穏に過ごせることを願っている。
- 真面目で心配しすぎる性格。
米光 麻紀(よねみつ まき)
- 20歳の巡査。
- 交通課の所属。
須藤 さつき(すどう さつき)
- 40代後半の事務員。
- 警務課の所属。
倉間 綾子(くらま あやこ)
- 40代後半の事務員。
- 警務課の所属。
若井美波(わかい みなみ)
- 警務課の巡査長。
- 20代後半。
- 元本庁の警務部
- 上層部に指示され、架川を監視する人物。
仁科素子(にしな もとこ)
- 桜町中央署鑑識係の警部補。
- 協調性はないが、腕は超一流。
- 架川に弱みを握られているよう。
羽村琢己
- 若井 美波と同じ警務課所属。
- 蓮見光輔の父にはお世話になった。
- 梶間優人の冤罪をはらしたい。
- 蓮見に協力する人物。
野坂愛理
- 架川の娘。
- 母親と暮らす。
- 光輔に好意を持っている。
梶間 小百合(かじま さゆり)
- 蓮見光輔の母親。
梶間 優人(かじま ゆうと)
- 蓮見光輔の父親。
- 職業は刑事。
- 冤罪で逮捕されてしまう。
奥平 満春(おくだいら みつはる)
- 桜町中央署書長。
- 階級は警視。
松代 宗光(まつしろ むねみつ)
- 警務課長
秋場 圭市(あきば けいいち)
- 27歳。
- 新橋の裏通りの居酒屋店アルバイト。
- 元暴力団の準構成員。
- 架川に説得されてカタギに戻った。
- 現在は小劇団の役者
藤原 要(ふじわら かなめ)
- 架川が信頼している元上司。
- 警視庁組織犯罪対策第四課広域暴力団対策係係長。
- 架川にマル暴としての心構えと立ち振る舞いを教えた。
【警視庁アウトサイダー】原作のあらすじネタバレ

「警視庁アウトサイダー」の登場人物は警察署の人物がほとんどですね。
この人物たちがどのように、物語に関わっていくのでしょうか?
ここからは、「警視庁アウトサイダー」の原作のあらすじをネタバレしていきます。
エースの蓮見刑事の「推理力」と元マル暴の架川刑事の「捜査力」。
この2人のチカラで数々の事件を解決していく内容です。
その中で、蓮見の秘密や過去、架川の左遷に関わる事件についても描かれていきます。
架川と蓮見の関係
蓮見は周りからも高評価のエース刑事。
架川はマル暴だったがある事件がきっかけで左遷となり、蓮見がいる警察署の所轄へ。
そんな2人がコンビを組むことになります。
架川はダブルのスーツにサングラスとまるで見た目はヤクザのようです。
事件を解決していく中でお互いの仕事ぶりに好印象を受け、次第に関係は深まっていきます。
架川が蓮見の秘密に気づく!
架川は蓮見との会話で違和感があり、マル暴時代からの情報通の警察の友人に調べてもらうことにしました。
すると、蓮見光輔が「梶間直人」という人物だということが判明。
どういうことなのか蓮見に聞くことにします。
バラされたくない蓮見と、マル暴に戻りたい架川、見逃す代わりに、事件を解決して点数稼ぎに協力して欲しいと交換条件を提案しました。
蓮見の過去と刑事になるまで
10年前に長野県で女性が殺害された事件があり、県警の刑事が逮捕されました。
その刑事には息子がいましたが、それが蓮見光輔でした。
しかしその事件は冤罪なのです。
光輔(梶間直人)は父と同じ刑事になるのが夢でしたが、事件があったことで夢は絶たれてしまいます。
本当は「梶間直人」という人物
事件の真相を知りたい光輔は、作戦を考えつきます。
警視庁の再就職の情報を見つけ、条件を満たす人物を探し出し応募しました。
そこで見つけ出したのが、蓮見光輔。
梶間直人は「蓮見光輔」になりすまし刑事になりました。
蓮見光輔の父親は冤罪?
蓮見の父親は冤罪で逮捕されました。
蓮見はその冤罪をはらす為、刑事になり冤罪事件を調べ続けています。
調べていくうちに、証言者が行方不明になっていたりと不可解なことばかり判明。
羽村琢己も光輔に協力をして捜査しながら、証言者に関係する子供を探します。
しかし、そこで間違いが起きてしまいます。
冤罪の罪を被せられた父の事件の真犯人は?
では、真犯人は一体誰なのでしょうか?
原作の最後まで真犯人が出てくることはない。
光輔の父の冤罪ははらせるのですが、結局誰が真犯人なのかは明かされません。
黒幕は警視庁の上層部だとわかるのですが、実際殺した犯人は誰なのかはわからないのです。
とてもモヤモヤしますよね。
これがドラマになると最後わかるかもしれません。
黒幕の人物は一体誰?
原作の中には黒幕となる人物の正体は不明のまま。
しかし、警視庁の上層部の人間だということはわかっています。
冤罪事件について調べると、そこに関連している事件がどんどん出てくるのです。
そんな中、その黒幕たちの罠にハマり、架川に逮捕状が出てしまうという大事件が起こります。
- 長野県警の所有していた土地の入札談合、贈収賄の不正。
- 奥多摩の機動隊訓練所の土地払い下げの計画。
など関連する事件が出始めます。
しかし、どんどん黒幕に近づく事件が判明するにあたり上層部は蓮見と架川を排除しようとしました。
2人の周辺にスパイを送り込むことにするのです。
架川と蓮見が解決していく事件
- 「セレブ妻の殺人事件」
- 「お金持ちの家政婦殺人事件」
- 「白骨化男性の射殺体事件」
- 「看護師転落事件」
などがあります。
【警視庁アウトサイダー】原作の最終回結末をネタバレ

「警視庁アウトサイダー」の小説原作は3作。
そして、「The second act 1」の1作の合計4作品があります。
最終回結末では、黒幕の人物までは出てきていないんですよね。
しかし最後には、蓮見の父親は釈放され、愛犬のムギと暮らしているような光景が描かれています。
黒幕の人物は誰かは明かされず、被害者を殺した人物は特定され、梶間優人は釈放されるのではないでしょうか?
【警視庁アウトサイダー】ドラマの1話から最終話までをネタバレ!
ここからは、1月5日から放送されている「警視庁アウトサイダー」の実写ドラマ化された内容とあらすじをネタバレしていきますね!
警視庁アウトサイダーのキャスト相関図については別記事でまとめていますので、チェックしてみてください。
第1話
職務質問中に逃走した不審な男が、商店街でのプロレス興行にナイフを持って乱入。
桜町中央署刑事課のエース・蓮見光輔(濱田岳)は、人質を取ってたてこもる男を冷静に諭し、あと一歩のところで投降・・・というところまで来ていました。
しかしそこに急に現れた、裏社会の人間のような風貌の刑事・架川英児(西島秀俊)。
架川が見事に犯人を確保します。
架川は警視庁の組織犯罪対策部(マル暴)から飛ばされてきた刑事で、新たな赴任先の桜町中央署で、蓮見とともに殺人事件の捜査にあたることになるのです。
そんな矢先に殺人事件が発生。
殺されたのは、大学教授最上(飯田基祐)の家の家政婦(室井滋)でした。
引きこもりの長男(上原佑太)が疑わしいと思われ、架川は独自の情報網を使って長男を見つけ、本人も犯行を自供します。
しかし、家政婦がいつも買い物をしている商店街の人たちは、何かを隠している様子。
架川と蓮見は一同を集めて真相を探り出します。
そして、長男の幼なじみのクリーニング店の女性が、請求書の金額を水増しするよう強要されていて、家政婦がその差額を着服していたことを打ち明けるのです。
さらに、最上の長女は万引き、妻は不倫という秘密を持っており、それをネタに家政婦にゆすられた最上がこの事件の犯人でした。
子供のころから父親に罵られてきた長男は、自分が罪を被って服役することで出所後に逆に父を支配しようと考えていたのです。
事件は解決したのですが、同時に架川が蓮見の正体に不信感を抱き始めます。
関西出身のはずなのに標準語、蕎麦に直接七味をかけて食べる、などの行動が怪しいと感じた架川。
鑑識の仁科(優香)に、こっそり蓮見が写っている古い写真と現在の顔との照合を依頼した結果、蓮見が別人である可能性が高まるのです。
さらに、ヤクザが売買していた行方不明者リストを調べると、3年前に行方不明になった蓮見光輔の戸籍を買った人物がいた・・・?
「お前は誰だ」と架川が蓮見に問います。
蓮見も架川も、互いに銃口を向けて構えるのでした。
今、蓮見と名乗っている刑事は、本当は誰なのか・・・?
視聴率10・7%と好発進だった「警視庁アウトサイダー」第1話。
1話には新日本プロレスや『はぐれ刑事純情派』など、小ネタが満載でネット上でも盛り上がっていましたね!
ダンディな役どころが多い西島秀俊さんのキャラクターも、はぐれ刑事純情派をこよなく愛する架川を演じる姿が新鮮でハマりそう♩
上白石萌歌さんがまだあまり出てきませんでしたが、来週からは刑事としてしっかり参戦!楽しみですね。
- 架川刑事がマル暴から刑事課に異動になった理由
- 蓮見刑事が不正に他人の戸籍を手に入れた理由
- 水木刑事が警視副総監の娘でありながら、自分の希望でない所轄の刑事課に配属されたのか
などなど、第1話から気になる伏線がたくさん出てきていますよね!
刑事3人のそれぞれの特殊な事情が、これからの事件と絡まって物語全体を面白くしていくんだなと楽しみです!
ドラマの設定としてもシリアスな感じもありつつ、コントも含み絶妙なバランスで今後が楽しみな作品になりました。
第2話
桜町中央署刑事課に移動になったばかりの刑事・水木直央(上白石萌歌)。
架川英児(西島秀俊)、蓮見光輔(濱田岳)とともに、遺体が発見された河川敷に向かいます。
安定性を求めて公務員になりたかったという直央に、蓮見は刑事としての心得を伝えるのでした。
被害にあったのは、松原みちる(立石晴香)というキャバクラで働いていた若い女性。
頭を2度殴打されていました。
そして、持っていたイベントのチケットから、新見一隆(森田甘路)という男の「爆誕祭」に参加していたことがわかります。
新見は、起業家、Youtuberなどの顔を持つ御曹司。
架川たち刑事3人は、新見が住むタワマンの最上階を訪ねます。
その際、架川は部屋にあった5kgのウエイトを凶器とにらみ、こっそり持ち帰っていました。
次に、3人はみちるが働いていたキャバクラへ。
同じく爆誕祭に参加していた麻衣(黒崎レイナ)、亜希(福室莉音)、理恵(木下愛華)にも話を聞きます。
しかし、彼女たちの涙はウソ泣きで、何か隠しているのではないかと疑いを持つのでした。
架川が蓮見に交換条件を提示
捜査を続ける一方で、蓮見の正体は、実は、行方不明の男の戸籍を買って「蓮見」になりすましている別人であると考える架川。
蓮見の素性を詮索しないかわりに、自分がマル暴に戻るために協力してほしい、と蓮見に交換条件を持ちかけます。
今回の事件の真相は?
麻衣たちは、泥酔したみちるを、新見のタワマンからみちるの自宅へ車で連れ帰ったということでした。
その時のみちるのマンションの監視カメラには、ぐったりしたみちるを連れたハイテンションの麻衣たちの姿が。
一方、新見のタワマンの低層階に住む男性が、みちるから暴言を吐かれ、恨みをもっていたことが判明。
この男性がいっきに怪しくなります。
しかし、彼が爆誕祭に駐車場でしたちょっとしたいたずらは事件とは無関係。
タワマンの駐車場で男性が目撃したみちるや麻衣たちの様子から、意外な事実がわかっていきます。
みちるを連れ帰った車を調べた鑑識・仁科(優香)は、車内に丸いへこみを発見。
それは、架川が凶器だとにらんでいたウエイトがすっぽりとはまる形だったのです。
事件の真相は、爆誕祭の日、妊娠を理由に結婚を迫るみちるを、新見がウエイトで殴打。
そして、タワマンから連れ帰ったみちるを、麻衣たち3人が同じ凶器で殴打して殺害。
麻衣たちは、新見の妻の座を狙っていたわけではなく、これをネタに新見をゆすろうと考えての犯行だったのです。
初回では、架川や蓮見とはほとんど接点のなかった直央。
今回から3人での捜査がスタートしましたね。
元演劇部の直央は「ワル」になりきって、キャバクラのドライバーから有力な情報を聞き出す活躍をみせてくれました。
コミカルな部分も多いこのドラマですが、過去の事件に関連して、時折見られる蓮見の厳しい表情も気になります。
架川と暴力団との関係を疑っている警視庁の羽村(福士誠治)。
架川と蓮見の様子を監視していましたが、今後、どんな動きをみせるのでしょうか。
さらに、この先、重要な役割を果たしそうな国会議員の小山内(斎藤工)にも注目です。
第3話
桜町中央署の水木直央(上白石萌歌)、倉間(野波麻帆)、米光(長濱ねる)は、夜間に一人で歩く5歳の女の子を発見しました。
直央は、その女の子・多村凛の母親の失踪と、最近起こった別の2人の若い女性の失踪との関連性に着目。
凛の自宅を訪れた架川英児(西島秀俊)は、凛からビーズでできたブレスレットを受け取ります。
凛の母親は、シングルマザーであることを伏せ、マッチングアプリに登録していたようでした。
さらに、他の失踪女性の職場への聞き込みから、その女性も結婚相手を探すためマッチングアプリに登録していたことが判明。
その女性も凛の母親も、「人類総帥」と名乗る覆面男性の動画を見ていたことがわかります。
ライブ配信を行う「人類総帥」を見つけ、問いただしますが、彼にはアリバイが。
失踪女性の行方と犯人は?
そこで、「人類総帥」ともめていた生物学者「アーリー」こと山野井(味方良介)に疑いの目を向けます。
架川は、蓮見光輔(濱田岳)、直央とともに山野井が住む豪邸へ。
家の中を捜索しますが、凛の母親たちの姿はありません。
山野井は、失踪女性たちに似た髪形や服装をした直央の姿に興味をもったようでした。
二人きりなら話すと言われた直央は、後日、再び山野井の家を訪ね、架川が凛からもらったブレスレットと同じビーズを発見。
山野井が直央とのディナーで外出中、架川たちは家の中を捜索し、隠し扉の先に監禁されていた女性たち3人を無事保護。
山野井も逮捕され、凛と母親は再会できました。
ついに蓮見の本名が
元上司の藤原(柳葉敏郎)から資料を受け取った架川は、蓮見の本名が「梶間直人」であることを突き止めました。
蓮見自身もそれを認め、父の冤罪を晴らすために警察にもぐりこんでいることを告白。
彼の父は、長野県警の刑事でしたが、女性を殺害したとして逮捕されていたのです。
今回も、架川たちはチームワークを発揮して、事件を無事解決へと導きました。
SNSでは、怪しげな動画配信者「人類総帥」を演じていたのが、お笑いトリオ・や団のロングサイズ伊藤さんだったことも話題になっているようです。
その一方で、蓮見こと梶間直人がなぜ「蓮見」になりすましているのかも明らかになってきましたね。
彼の父は、状況証拠がそろって逮捕されたとのことですが、無実であるならば、誰が証拠を捏造したのか。
当時、長野県警にいた人物が鍵を握っていると考えられます。
そうなると、長野県警の組織対策犯罪課にいた経験のある国会議員・小山内が関係していそうです。
さらに、小山内と付き合いのある警視庁副総監・有働も何か知っているかもしれませんね。
第4話
警視庁生活安全部の参事官・黒石元警視正(井上肇)が自殺したとの知らされ、彼のアパートに向かった架川英児(西島秀俊)。
黒石の元妻から、黒石が架川に宛てた手紙を受け取ります。
そこには、「私は嵌められた。君も気をつけろ」とのメッセージが。
黒石は、組織犯罪対策部の部長候補だったのですが、週刊誌に若い女性との不倫に関する記事が掲載され、警視庁を依願退職。
架川と共に黒石の部屋を調べた鑑識係・仁科(優香)も蓮見光輔(濱田岳)も自殺で間違いないだろうと言います。
黒石の自殺の真相は
黒石は誰に嵌められたのかを探ろうとする架川と蓮見。
不倫相手の若い女性は、鷲見組が関係する店で働いていたことがわかります。
架川にとって鷲見組は、検挙を免れるための情報を流したと疑われ、組織犯罪対策部から追い出されることになった因縁のある暴力団。
架川と蓮見は、水木直央(上白石萌歌)が不倫相手の女性に接触するために訪れた店の前で待機。
すると、組織犯罪対策部の課長の船津、黒石の代わりに部長になった椛島、架川の元部下たちに出くわします。
鷲見組がなぜ黒石を自殺に追い込んだのか、その真相を知るべく架川と蓮見が向かったのは、鷲見組と敵対する組織・一途会の最高顧問・手嶌春(浅野ゆう子)の屋敷。
蓮見は、彼の父の事件には鷲見組の傘下である信濃一家が関係しており、鷲見組についても知っておきたいと言います。
手嶌に対し、黒石は鷲見組にとって脅威になるような存在ではなかっただろうと話を切り出す架川。
さらに、蓮見は、組対内部には「鷲見組の犬」がいて、黒石を失脚させたのだろうとの考えを伝えます。
手嶌の協力を得るため、二人は、組対内の人物が、鷲見組の闇カジノを見逃し、金を受け取っている証拠を突き止めることに。
ホームセンター内で、蓮見は何者かと密会し、闇カジノについて調べてほしいと依頼。
その結果、椛島の部下の収賄の証拠を手に入れた架川と蓮見は、再び手嶌の屋敷へ。
手嶌は、その証拠と、一途会の構成員のリストとの取引について、椛島に連絡するよう秘書に命じます。
裏切り者は誰なのか
取引の現場となる倉庫で、架川が周囲を見渡すと、そこに一人の男が。
それは、なんと架川の組織犯罪対策部時代の元上司・藤原要(柳葉敏郎)でした。
身を隠していた蓮見と、藤原が銃を抜いて対峙。
そして、藤原は銃口を自分のこめかみに当て、語りはじめました。
藤原の娘が交通事故の現場から逃げ出してしまい、それを船津にもみ消してもらうかわりに、黒石を罠に嵌めることになったと告白します。
架川に疑惑を押し付け、組対から追い出したのも藤原でした。
そんな藤原に対し、架川は、死なないでほしいと懇願。
藤原は、一途会の構成員のリストのUSBメモリを架川に渡し、出頭することを約束します。
倉庫を後にした藤原は、一人で歩きながら、架川に電話。
10年前の事件で信濃一家について調べていた際、闇金のリストに、折原という会計係長の名前を見つけたことを伝えました。
その矢先、背中を撃たれ、倒れる藤原。
桜町署内では、架川の録音機能付きのペンを取り違えて持ち帰った直央が、二人の会話から蓮見のなりすましの事実を知ってしまいます。
回を追うごとに、かなりシリアスで緊迫したシーンが増えてきましたね。
今回は、架川と蓮見、二人の過去につながる鷲見組・信濃一家が関わってくる展開。
そして、架川のよき理解者だと思われていた元上司の藤原による衝撃の告白。
架川と蓮見は、警察内部の闇を暴き、蓮見の父の冤罪を晴らすことができるのでしょうか。
蓮見のネタ元となっている協力者の存在も気になります。
ネット上では、蓮見とホームセンターで話していたのは、羽村(福士誠治)だったのでは、との声も。
これから先も見逃せませんね。
第5話
出頭して自らの罪を洗いざらい告白する…。そう約束した“マル暴”時代の元上司・藤原要(柳葉敏郎)が何者かに射殺され、桜町中央署刑事・架川英児(西島秀俊)はショックを隠せない。藤原を殺した男が、蓮見光輔(濱田岳)の父・梶間優人(神尾佑)の冤罪事件にからんでいることを直感した架川は、光輔から10年前の事件の全貌を聞きだす。
光輔によると、長野県警の生活安全部刑事だった優人がホステス殺人の容疑をかけられたのは当時、県警の会計係長だった”折原大吾”の証言によるところが大きいという。折原は、優人と被害者・歌川チカ(水崎綾女)が愛人関係にあったという根も葉もないデタラメを証言したのだ。殺された藤原もまた、別件で信濃一家を調べている最中、あるリストから折原の存在に行きついたと話していた…。おそらく、折原という男が何かを握っているに違いない…。その矢先、管内の雑木林から死後5年ほど経過した若い男の白骨死体が見つかる。まもなく、遺体の身元が暴力団“仁英組”の構成員・楠本貴喜(横山涼)と判明。彼は生前、裏稼業から足を洗いたいと考えていたようで、更生して清掃会社を営む元暴力団員・小松崎実(デビット伊東)に相談を持ちかけていたことがわかる。だが、架川、光輔、水木直央(上白石萌歌)が捜査をはじめたところ、組織を抜けたいと思っていたはずの楠本が組長をあおって傷害事件を起こすなど、矛盾する行動を取っていたことが明らかになっていき…!?
引用元:「警視庁アウトサイダー」公式ページ
そんな中、自身のペン型ボイスレコーダーと直央のペンを取り違えたことに気づいた、架川。自分たち2人の秘密の取り引きを、直央に知られてしまったのか…!? 架川は意を決して、直央を呼び出すが…。
放送後に追記いたします。
【警視庁アウトサイダー】ドラマの結末は原作と違う?最終回を予想!

「警視庁アウトサイダー」の原作と1月から始まるドラマとでは結末が違うのではないかと言われています。
シリーズは3作で終わっていますが、結局のところ原作では、黒幕の人物は出てきていません。
と、予想します。
理由としては・・・
- シリーズが違う「The second act 1」から登場する水木直央がドラマでは出てくる。
- 「The second act 2」も12月中に発売されるという情報もある。
- 黒幕がわからずドラマが終了するのはスッキリしない。
- 全シリーズをミックスしてドラマ化する可能性。(事件内容も)
- 原作は黒幕が上層部の人物とまで明かされているのでそれをドラマでバラす。
【警視庁アウトサイダー】原作ネタバレのまとめ
「警視庁アウトサイダー」原作とドラマのあらすじ・ネタバレの内容はいかがでしたか?
事件ものは、犯人が気になって仕方ない時がありますよね。
犯人がわかっていると余計に話がわかりやすくなったりもします。
「警視庁アウトサイダー」は一応、完結されている作品ですが、犯人や黒幕が明かされないという結末で終わるという珍しい小説かと。
刑事の設定で「あるある」な内容もちらほらあったり、登場人物それぞれに深い背景があり、とてもとても読み応えがある作品でした。
もっと深読みしたい方は、原作小説も読んでみてくださいね。
実写化されたドラマも、シリアスとコントの絶妙なバランスで「面白い」と話題になっていますね!
原作と違う展開になるのかど、結末が今から楽しみです♩